なんで今?

昨日の夕刊に“フグ免許「全国統一」”という記事がありました。

なんで今頃というか、なんで今までしなかたんや、です。
ご存じに方は、少ないと思いますが、
ふぐの取り扱い(調理)は、国家資格じゃないんです。
都道府県の条例に基づいた試験で取得する免許制の所と、
届け出制、講習など受けてOKという所とがあります。
また、取り扱いを定める条例のない都道府県もあるのです。
因みに、調理師免許は調理師法に基づいて与えられる国家資格です。
ふぐの毒は「テトロドトキシン」というタンパク質系の毒で、
青酸カリの1000倍以上とも言われています。、
神経や筋肉を麻痺させてしまうとても強力な毒です。
加熱しても無毒化しません。
おかしいと思いません、こんな猛毒を扱うのに統一資格(免許)も無く、
届け出だけで扱える所もあるなんて。
ふぐの取り扱いは、調理(料理)という以前に、
きっちとした知識を持って、可食部(食べられる部分)と非可食部(毒のある部分)の、
判別ができ、それを正しく処理できる技術が必要なんです。
この部分を重点に統一資格(免許)を定めればいいんじゃないかと思うんですけどね。
てっさ(ふぐ刺し)がぶ厚いからと言って、命が無くなる事はないんですから、
調理技術なんて“取り扱い免許”を取ってから磨けばいいんですよ。
最近、ふぐも養殖の物が多く出回るようになって、値段も安くなって来ました。
安心して、楽しんで頂けるのが一番必要な事なんですから!
あっ、それからふぐと言えば“冬の物”と思われますが、
“夏ふぐ”というのもよろしいで、鍋・てっさもいいんですが、
“焼ふぐ”や“から揚げ”で、冷酒やビールを!
翌朝、アラで出汁をとって“雑炊”なんて、ええもんでっせ〜!
夏バテで、食欲の無い方、どないです。
暑さもピークを越えたようで、美味しい物を楽しんで頑張りましょう。



今日はこのお姉さんと目が合って、

Chain Letter

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