提灯

yosihira2007-08-24

今日の一品   しずの提灯  250円

久しぶりにシズ(うおぜ・いぼたい)の提灯の注文があり、
仕事をさせて頂きました。
他の魚にも応用出来るので、仕事を説明する事にします。
1)ウロコ・エラ・内臓を取って、水洗いをする。
エラ・内臓を取る時は、腹を割らずに画像のようにエラ蓋の所から取ります。
内臓は、仕上げの水洗いの時に取る事が出来ますからあらかた取ればOKです。

2)どちら側の背からでもよろしくですが、
背から包丁を入れて、骨に沿って骨の上を滑らすように包丁を入れて行きます。

3)中骨を越えるように包丁を入れ、
腹の所は、刃先を使って中骨から腹骨を外します。
ここで一旦、包丁を抜き血のりを落としてから尾の方へ包丁を入れ直します。

4)腹側の包丁の入れ加減はあまり気にしないでもいいです。
浅ければ中骨を取る時に包丁を入れ足せばいいのですから。
逆に深く入れ過ぎて切り離れてしまうとダメですから。

5)もう片側も同じように。

6)頭の付け根の所に包丁を入れて中骨を切り離します。

7)中骨を引っ張るようにしてはずしていき、途中、はずれにくい所は包丁を入れ
ながらやるといいです。

8)尾の付け根で中骨に包丁を入れて中骨を取ります。

9)腹の血合いや残っている内臓をきれいに水洗いをして、
水気を取って出来上がりです。


注文のお客さんは、唐揚げにされるとか。
揚げたてにレモンなどを搾ってというのがいいですね。
それから少し手間を掛けて、あんかけにするというのもいいです。
夏らしく、枝豆・トマト・コーンなどの具にレモン汁入れて、
酸味を利かせた物なんかはどうでしょう。
意外と簡単な仕事ですので、“切れる包丁”で試してみませんか!



提灯と言えば、今日は地蔵盆です。
昔は、これで夏の終わりって感じでしたが、
今は、夏真っ盛りで暑さ全開です。
空はなんとなく、秋っぽいんですけどね。
今日は、こんな感じで、

コステロ・ミュージック

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