一日、一本は当たり前!

今日は、暮れの仕入れなどのデータ整理などで店は休ませて頂きました。
データ整理といっても、一時間もごそごそすれば終わりなんです。
そんな休みでもおかまいなしにお客さんから電話が、
「もしもし、店に行ったら休みやん、年末に休めてよろしいなぁ〜(笑」
“はい、休まして貰っています。すいません!そんでなにか?
 あり物でよろしかったら仕事させて頂きますが!”
「いや、ちゃうんよ、品物はこっちにあるんよ。鮭、もろてん、助けて、お願いします。」
“いいですよ、そんで鮭は凍ってるんですか?凍ってたら預かりで明日の仕事にしますけど”
「昨日の晩に届いて、そのまま玄関のすずしいとこにおいといてんけど、
 箱、開けてへんから判らへんねん。」
“そしたらとりあえず家の方に持って来てもらえます、見てからの事で”
「ごめんね、お休みやのに、そしたら今から行きますから」
“それでは待っていますので、ありがとうございます。”
っていつものクセで電話の最後に“ありがとうございます”(笑
10分位で来られて、
「ごめんね、家まで押し掛けて、切れそう」
見ると、とけていたので、
“切れますよ、そしたらみんな切り身で。頭は?”
「みんな切って、頭は粕汁にするから割っといてくれる」
“わかりました。出来たら電話しますから。”
って事で仕事を頂きました。
そうです、塩鮭の捌きです、お歳暮で届いたものです。
ここ一週間は、一日一本、二本と捌かして頂いていますよ。
でも今日のは今シーズン最大級の3.5kの大物でした。

そんでさばくと


取りに来て頂くのに電話をしようとしたら電話が、
別の客さんです、
「ごめん、牡蠣割ってくれへん!」
“どうぞ、持って来て。”
殻付き牡蠣が届いて、朝から格闘したらしいのですが惨敗でうちにヘルプを、
鮭のお客さんが取りに来られて帰られたのと入れ替わりに牡蠣のお客さんが、
「ごめん、どうもあかんねん。てぇもこの通りや!」
って右手も左手もキズが無数に。
“軍手かなんかしてなかたんですか?”
「しとって、これや!(笑っ」
“ほな、ようしときます。出来たら電話しますから”
「ごめん、よろしく。」
って事でまた仕事を、

それではここで『殻付き牡蠣の割り方』を
道具は、貝割り用のナイフなければ幅広の−ドライバーか丈夫なナイフ

貝のふくれた方を下に

持ち手はこのようにタオルか軍手を、貝の丸い方を手前に持つ。

手前から1/3位の所にナイフの先をグリグリと押し当てると、
貝の中にナイフが入ります。

貝の蓋の裏をナイフの先でなでるようにして貝柱を外し貝を開ける。

後は、裏の貝柱を外すだけOK、
このまま生食用に盛り付けや焼き・蒸しにも。

貝を外すとこんなんに、


はじめのかさがこんだけに!


電話をして取りに来て頂き、その時に、
“前にホットプレートで蒸し焼きが美味しいって、なんで割る気になたんです?”
「ツレと呑もおもて、電話したら『生でちゅるんとで呑もうや!』って事で(笑」
“そしたらそのお友達に料理代と治療費もろてくださいよ!(笑”
「わかった、たんまりもろとく!おおきに、すんませんでした。」と帰られました。
どちらの仕事もお代は頂いていません、
だから、持って来て頂いて・取りに来て頂いたんです。
いつものお客さんでいつもの事ですから、これ位はサービスしないとね!


今日はこのお姉さんで、

KEEPS GETTIN' BETTER

KEEPS GETTIN' BETTER